drupa(ドルッパ)はドイツ語「印刷機械と紙」の略称で、1951年から約4年毎にドイツで開催され、65年余りの歴史を持つ世界最大の印刷機材見本市です。
今年の開催は2016年5月31日~6月10日、約17万平方メートル(東京ドームの3.6個分)の展示スペースに1,837社が出展されました。
弊社では、ツアーに参加し、世界基準の印刷業界leading edgeで情報収集を行ってまいりました。
2000年頃から、印刷技術はデジタル印刷(パソコンで作られたデータをそのまま大量印刷可能なプリンターで印刷する技法)への傾向が始まり、今回のdrupa2016は、”真”のデジタル印刷展示会との呼び声も高い展示会となりました。
その理由として、デジタル印刷機の専業メーカーであるHP社が1ホール単独出展を行なっていた他、出力サイズの大判化、出力解像度の高解像度化、新トナーの発表、新インクジェット技術など、目を見張るデジタル印刷新技術が会場内を席巻しておりました。
また、印刷だけでなく、製本や折り加工、箔押し、カッティングなどの後加工分野においてもデジタル印刷のメリットを活かした、自動ライン化が進んでいました。
今後も、世界の業界動向を感じながら、お客様へのよりよいサービス提供へと繋げていきたいと考えております。
なお、世界最大の印刷機材見本市drupaは次回、4年後の2020年6月23日~7月3日の開催が予定されています。
※2017年2月15日 新たな会期 2020年6月16日(火)~26日(金)がリリースされました。※2021年4月20日(火)~30日(金)に延期することが決定しました。※2021年のdrupaを中止し、2021年4月20日(火)~23日(金)virtual.drupaの開催が発表されました。
参考リンク:drupa プリント・メディア 見本市 ホームページ